ちょっと好き、ちょっと気に入ったと思って買ったものって、案外すぐに飽きてしまいます。始めは嬉しい気持ちで過ごせますが、時間が経つに連れその嬉しさも小さくなってしまいます。
物を増やしたくないのであれば、ちょっと好きだと思うものを買う前に、よく考える必要があります。
喜びは一瞬
新しいものを買う時って、ワクワクしますよね。買い物は物を買った後よりも、買う前が一番楽しいとも言われます。
遊園地などテーマパークに行った時でも、その場のノリで後々いらなくなりそうなお土産を買いたくなることもよくあると思います。
買い物は大体8割から9割、買うだけで満足してしまうものです。
買ってしまったものって家に持ち帰っても、そのままどこかに仕舞ってしまうことが殆どです。しまい込むということは、今必要ではない物。
買ったものはしまい込んでしまった時点で、その役目を終えています。
今必要でないものはいらない
何かの予備で物を買いたくなるということがあると思います。日常良く使うトイレットペーパーなどは、予備はいくつかある方が楽ですが、それ以外のあまり重要度の低いものは、ストックする必要はありません。
例えば服のセール品や、寝具のセール品など、つい手頃な価格で売っているのを見ると、買いたくなってしまいます。
安く売っているものを見ると、それほど欲しくないものでも魅力的に感じるものです。
セールに出る品物とは、売れ残りの場合が多く、値段を下げないと買ってもらえないような、不人気の品物です。
もしそれが定価だと、買おうと思う人は少ないはずです。
服のセール品を服の予備として買っても、実際着ることは少なくなるでしょう。秋口に夏物のセール品を買っても着ることになるのは、来年の夏になります。でもその頃になるとその服に魅力は感じなくなっています。
せっかくストックのために買ったのに、それを活用できなくなることもあります。特に服は年月の経過で好みが変化していくので、すぐに着ないものはなるべく買わないようにするのも大切です。
ちょっと好きなものは案外数が多い
例えていうなら、SNSのいいねのようなものです。SNSのいいねって何となく「いい」と感じただけでポンと押してしまうことが多いと思います。
物もちょっと見ていいなと思うものは、買い物に出かければ結構見つかります。でも、それがめちゃくちゃ好き、気に入ったとかでは無いと思います。
SNSにいいねをつけるのと同じように物を買っていては、家が物で溢れてしまいます。小さなものであってもそれが集まれば、大きなものとなってしまいます。
心が踊るような、ワクワクするような新製品は、この世の中どんどん販売されています。
その心に流されたまま物を買い続けていると、後々これは必要なかったと思うものが増えていきます。
物を買う時は一瞬の「いい」に惑わされず、本当に欲しいかどうかをよく吟味する必要があります。
今日も記事を読んでくださり、ありがとうございます。