トラウマ解消のためのちょっとしたヒント

トラウマといえば大きなものから小さなものまで、人により抱えるものは様々ですが、時にトラウマは人生を進む途中での壁になりうるときがあります。例えばいじめられた恐怖で人が怖くて、人と話せなかったり、人と話せないことによりコミュニケーションが上手く出来ないと周囲に言われ、傷つく事もあるでしょう。

しかしトラウマとは何とかしようと思えば思うほど、なかなか解消することが出来ず、さらに自分を苦しめるものになってしまいます。特に真面目な人ほど自分を追い込みやすいので、トラウマを解消しようとあまり頑張りすぎないようにしてください。

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トラウマは一人では発生しない

どんなトラウマも人がいてそれが原因で発生してしまいます。太っていると言われたことがトラウマ、殴られたことがトラウマ、罵られたことがトラウマなど、何か自分を苦しめる事を他の誰かが言ったり、行動してきたために、それがあなたの中でトラウマとなります。

トラウマの原因を作った相手にも何かしら悩みがある

あなたにとってトラウマになってしまった出来事をしてきた相手は、別にあなたをトラウマにさせようとしてきたわけではありません。しかしあなたを責めるのには、何かしらコンプレックス等をを抱えている可能性が高いです。例えば太っている事で色々傷つくことが言われた場合、その言ってきた相手は太ることに恐怖を抱いたり、嫌悪感を抱いています。

相手は「太りたくない、痩せていたい」「太っている人は醜い、見ているだけでイライラする」など思っているかもしれませんが、それは相手が勝手に考えているだけです。そのため責められようがあなたには何も悪いことはありません。それに責める人は責める対象が別にあなたでなくてもいいのです。

あなたを責める人は他の人も同じように責めます。責める人は悪いように思えますが、内心ビクビクしていたり、傷ついていたりしている事もあります。子供のいじめに、抑圧された環境や愛情を思うように得られないストレスから、いじめに走る子供も少なくありません。

トラウマの原因からは離れる

例えば車で嫌な思いをしてしまった、電車で嫌な思いをしてしまったのであれば、車や電車は無理に使う必要はありません。トラウマにあった直後なら車に乗りたくない、電車に乗りたくないという気持ちが強いはずです。それは自分も守る防衛本能のようなものです。

生活が不便になるかもしれませんが、まともにトラウマの原因になるものにぶつかっていてはパニックを起こしたり、辛い事を思い出す原因になってしまいます。可能な限り嫌だと感じるものからは離れ、少しでも安心できる状態に持っていくことが大切です。

トラウマが頭を巡っても上手に付き合う

トラウマがあると何度も同じ記憶が蘇ってきますが、記憶が辛い時には思い切って泣いてしまってもいいです。失恋した時に泣いて泣いて泣きまくっていたら、知らないうちに気持ちがスッキリしていたという事ってありますよね。嫌なことを思い出した時は、涙を出し切ってしまうのもトラウマを解消するために大切なことです。

トラウマが頭に浮かんでもそれを傍観したりスルーできる力を身につければ解消が早くなりますが、少しずつ落ち着いてトラウマ解消をやっていく方が無理なく出来て良いです。無理をするとどこかで力尽きてしまうので、トラウマを解消したいのであれば、決して無理はしてはいけません。

トラウマに飲まれた時は悲しみ尽くして落ち着くのを待てばいいのです。早く解消したい気持ちが沸きますが、何事も早期に解消してしまうと、副作用が強くなってしまいます。即効性のある薬は毒性が強いですし、致命的な副作用が出ることもあります。

まとめ

トラウマを解消しようと思っていても、100%を目指さないように70%くらい解消できればいいかなと、目標を低めに設定することも大切です。トラウマを全部消すとなると大変な時間もかかりますし、消そうと思えば思うほど余計に気になってくることもあります。

あまり思い悩まずに、今楽しめること、今の生きがいに注力してトラウマからフォーカスを外すのも、トラウマ解消のコツです。トラウマを解消しようと強く願うほど執着になってしまい、余計に疲れたりトラウマが頭から離れなくなってしまいます。

気持ちを落ち着けて、楽な気持ちで解消できればよいと構えていると、普段の生活の中から解消のヒントが出たり、いつの間にかトラウマが小さくなっていることもあります。時間がかかることもありますが、人生は何があってもおおらかな気持ちで挑む事がストレスを小さくし、トラウマを作りにくくするコツです。

本日もお読み下さり、ありがとうございます。

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