潜在意識には今まで体験したすべてのことが記憶されています。良い思い出ばかりならいいのですが、良くないこと、嫌なことまでも頭の中に残ってしまうため、それが生活するうえで壁となってしまうことがあります。
新しい自分になろうと進もうと思っていても、嫌な記憶のせいで思い切って行動できなくなってしまうこともあります。
それらの嫌な記憶は少しずつ、無理せず手放していけば大丈夫です。
ネガティブな記憶ほど残りやすい
記憶はポジティブなものよりも、ネガティブなもの嫌な体験をした時ほど強く残ってしまいます。
またネガティブなものほど繰り返し頭の中で考えてしまう傾向があり、思考の悪循環からなかなか抜け出せなくなる時もあります。
それに繰り返し思考したことは、深く記憶に刻み付けられてしまいます。
私も夏に暑い車の中で運転をしていて、気分が悪くなり過呼吸になったことがあったのですが、強い恐怖により全く関係ない場面でも、気分が悪くなったらどうしようと不安になることが続きました。
車に乗ったり、どこかへ行こうとしたときに、気分が悪くなったらどうしようという不安が頭でループして、どこへ行くにも消極的だった時期がありました。
嫌な思い出は少しずつ忘れていけばいい
嫌な思い出であっても、少しずつ時間が経てばその記憶は薄れていきます。
繰り返し思考していたことでも、段々と考える時間が減っていき、殆ど思い出せなくなっていくこともあります。
また、苦しいときは一人で何とかしようとせずに、誰かの力を借りることも大切です。一人ではどうしても限界があります。
時には病院に行ったり、専門機関に頼ってもいいのです。
嫌なことは早く忘れよう、忘れたいと思うかもしれませんが、即効性を求めず少しずつ時間をかけて、自分を癒していけばいいのです。
薬でも即効性のあるものは副作用も強いです。早く何とかしようと急げば急ぐほど、どこかで無理が出てきます。
どんな感情が出ても認めて受け入れてあげる
感じた感情はどんなことでも否定せずに、自分が自分で認めてあげることが大切です。
時には圧倒的多数の人に否定されてしまう、感情を抱いてしまうことがあるかもしれません。
でも、その気持ちを裁くのではなく、それでも認めてあげることが大切です。
どんな感情もわき出てくることに意味があります。それは魂からのメッセージです。
建前ではない本音のメッセージです。
今の自分を楽しませ自分を癒す
嫌な部分にフォーカスしていると、そこから離れることが出来なくなってしまいます。
嫌な記憶がループしてしまう時は、何か夢中になれることをして、思考を嫌な部分にフォーカスさせないことが大切です。
心から楽しんでいると、ちょっとした嫌な気持ちはどうでもよくなってしまうものです。
それでも長年の嫌な記憶がすぐには消えませんが、楽しい時間を増やし嫌なことを思い出す時間を短くしていけば、段々と記憶が薄くなっていきます。
1日のうちずっと楽しい気持ちになれなくても大丈夫です。感情の波は誰にでもあります。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。