好きな人に嫌われた、友達に嫌われた等、嫌な現象を体験した後は、気持ちはとても不安定なものです。
色々嫌な想像をしてしまったり、悲しんだり、悔しくなったりと、つい嫌な方に気持ちが行ってしまいがちです。
嫌なシーンも認めなければ幻なのですが、気持ちが不安定な時に無理してそう思おうとしても、頭が痛くなったり胃が痛くなったりしてしまって、体調も優れなくなってしまいます。
そういうときは気分転換が一番です。買い物に行ったり美味しいものを食べるだけで、気持ちは結構簡単に戻ることもあります。気分転換の力は結構大きいのです。私も悶々としてたときは、出かけることで気持ちをスッキリさせることができました。
とにかく全然関係ないことに意識を向けてみてください。誰かに誘われたなら、とりあえずついて行ったりして今の停滞した気持ちから抜け出すことが大切です。
心が不安定な時のアファメーションは逆効果になることも
嫌われたという状態でなかなか、相手に好かれているというアファメーションを続けるのは苦痛だと思います。
それに状況が悪ければ悪いほど、アファメーションが逆効果になって余計に憂うつ感に襲われることもあります。
またアファメーションをすることで、嫌なことを意識してしまうことになります。
「○○は私が好き」と言うアファメーションは、今は私は○○に好かれていないということを、意識してしまうことにも繋がってしまいます。
どうしようも出来ない部分は、割り切ることも必要
好きな人に嫌われたというシーンは、もうすでに出来上がった映像です。その映像に向かっていくら不平不満や文句を言った所で、映像を変えることは出来ません。
実際の映画やアニメ、ゲームなどすでに出来上がっているストーリーの嫌な場面は、どうあがいても変えることは出来ません。
諦めろというわけではありませんが、とりあえずは今の状況を認めることは大切です。今の嫌な状況も過去の自分の思考が蓄積したことによりやってきているのです。不本意なことかもしれませんが、自分にもいくらかは責任があるのです。
まずは落ち着き、好きな人への気持ちを一旦ゼロにして、とりあえずリセットが必要なこともあります。人と人との関係には流れがあり、どうしても悪いというときがやってきます。
その間、良くなかったことについては見直して、次から生かしていくなど、またやり直していけばいいのです。
執着から離れる
相手からメールが欲しい、SNSのフォローが欲しいなど、このような小さな相手への欲求であっても、それに固執し続けることは苦しみを生みます。
私も些細な相手への欲求があり、それがなかなか満たされなくて悶々としていましたが、その満たされない欲求に対し、一旦諦めることを選択したのです。
そうすることで、悶々とした気持ちは落ち着くことが出来ました。
執着したからといって相手は自分の欲求を叶えてくれません。基本的に自分の欲求を真に叶えるのは自分しかいません。
好きな人に嫌われるシーンを経験したときは、「嫌われたくない」という相手への執着心も強くなるかもしれません。
でも、そういう時に執着したところで自体は好転しません。辛いかもしれませんが、また相手へ好かれるためには一旦相手を手放すことも必要なのです。
好きな人がいることは素晴らしいこと
好きな人に嫌われるのは苦しいし、悲しいけれど、苦しみや悲しみを感じるくらい愛する相手がいるということは、とても幸せなのです。
今嫌われているかもしれませんが、相手への気持ちが通じなくても愛する相手がいると言うだけで尊いのです。
普通に生きていて、愛する事が出来る相手はそう多くはありません。また人との出会いはただそれだけで奇跡なのです。
嫌われると相手への愛が否定されたように感じるかもしれませんが、だからといって人を愛することをやめてしまったり、逆に憎むことはよくありません。
嫌われるというシーンを経験して学ぶこともありますし、自分も反省しなければいけないことが出てきます。嫌われたからこそ相手との理解が深まることもあります。
嫌われる=悪いことではありませんし、嫌われたからと行って未来永劫嫌われ続けるとは限りません。
嫌なシーンを見るとかなり精神が痛みますが、慌てず落ち着いて、機が熟すのを待つのが大切です。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。