リアル世界に悲劇の主人公はいらない

アニメや漫画、ドラマや映画などの作品では、よく主人公が苦難に遭ったり、悲劇的な展開になる事がありますが、あくまでもそれはシナリオを盛り上げるためのものであって、現実生活とは関係ありません。

フィクションと知りながらも、物語に熱中をしてしまうとついその世界にどっぷりと浸り、現実にも大なり小なり影響が出てしまう事もあります。

「生きる事は苦難の連続」「いい事ばかり続かない」等、人生は甘くない、辛いと連想されてしまう思考を思い浮かべてしまいがちですが、心も体も張りつめて生活するよりは、何事も良い加減で生きていく事が大切です。

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創作物は創作物として楽しむ

まず初めに、私は悲劇的な創作物を否定している訳ではありません。悲劇的なものも捉え方次第ではプラスに働くこともありますし、そこから何かしら感じるもの、得るものはあります。

しかし、あくまでもそれらは創作の世界だけで完結するのが良いのであって、現実とは関係ありません。読後はしばらく余韻などもあるかもしれませんが、影響され過ぎないように気をつけてください。

悲劇的なものも表現方法のひとつであり、一つの視点から見たシナリオの展開です。悲劇的なものにどっぷりと浸ってしまうと、現実も自分が悲劇の主人公であるかのように振舞ってしまう事が出てきます。

私も昔は悲劇的なものに惹かれる事がありましたが、その頃は人を避けるようになってしまったり、人生に対し後ろ向きになってしまうというように、振り返るとあまり良い生き方が、出来ていなかったなと思いました。

恋愛は気楽でいい

物語ではしばしば、恋愛成就が長い波乱万丈のシナリオの最後だったり、結ばれるまで苦難続きの展開が描かれることもあり、恋愛とは何か苦しい事を乗り越えないと成し遂げない、と思ってしまう事もあるかもしれません。

しかしそれは、シナリオとして盛り上がるためのスパイスとして存在するのであり、恋愛成就に苦難は必要ではありません。アニメや漫画、小説や映画のように苦難の末の恋愛成就を実生活に当てはめてしまうと、それはそれで魅力的な事もあるかもしれませんが、人生の難易度が上がってしまいます。

浮き沈みのある恋愛ストーリーは魅力を感じます。辛い事があるから良い事があったときの嬉しさも倍増します。そのため、苦難の末の恋愛成就の心地よさに快感を覚える事もあります。

フィクションの恋愛に酔ってしまうと、マッチングサイト、アプリなどで気軽に出来る恋愛に抵抗を感じ、「ナンパみたいで嫌」「そんな恋愛つまらない」と思ってしまう事もあるかもしれませんが、とりあえず恋愛をしたいのであれば、気軽に話したり会えたりする人と付き合う事で、人との接し方を学ぶことも出来ますし、自分も恋愛に対する経験値を増やすことが出来ます。

あまり興味が無いなと思う人とでも、仲良くなったり付き合ってみると、相手の良い所を見つけることが出来たり、結構楽しかったりします。

悲劇の主人公よりも、喜劇の主人公に

人生嫌な事、辛い事があり壁にぶつかってしまうと、全てが悪いように感じ絶望的になることもあります。

しかし、悪いものを悪いものとしてしまうだけでなく、どんな時も良い面、良い所を見つめる、見つけ続ける事が大切です。

絶望の渦中にいると思考がマイナスの方向へ動いてしまうかもしれませんが、それは人生の途中経過でしかありません。辛い事が永遠と続くことはあり得ません。今は見えなくても先には自分を待っている人やモノ、出来事がある事を忘れないでください。

一見悪いように見えたとしても、気持ちを落ち着けて過ごすことが大切です。

どんな状況であっても、そこにはプラスの物が必ずあります。新たに知る事、学ぶこともあります。

別に大きなことを成し遂げなくても、大したことが出来ないと思ってしまっても、何でも良いので楽しめる事、楽しい事を大切にしていってください。楽しい事を楽しめる、そんな主人公でいてください。

本日もお読みくださり、ありがとうございます。

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