嫌なことがあるのは不幸なのか

体調が悪い、恋人に振られた、真逆の現象で辛いなど、自分にとって良くないこと、悪いことが起こると気持ちが沈んだり、怒りっぽくなったりと感情がマイナスへ行ってしまいやすくなりますが、起こった出来事は何であれ、それ自体はニュートラルなものです。

嫌な出来事と思うのは自分にとって辛い出来事、不都合な出来事だからです。崖から突き落とされたようなショックを受けたとしても、人には理解されないことが多く、それでさらに苦しくなることもあります。

出来事には全て意味があります。すぐには分からないものもありますが、今の問題解決に大切なヒントであることも多いのです。

恋人に振られたのであれば、普段の相手への態度が悪かったせいでもあるので、そこから次への改善点を見つけることもできます。嫌な出来事があるから、今の自分を前進させることも出来るのです。

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嫌なことがあるから同じような経験をした人にの気持ちが分かる

恋人に振られる経験をすると、他に同じようなことを体験した人の気持ちを知ることができます。振られることは辛いことだと聞くだけでは、その気持ちを本当に知ることはできません。

そのため、自分と同じ嫌な経験をしたこと無い人は、その気持ちを真に理解することはできないのです。

嫌な経験をしてものすごく辛い時は自分だけが酷い目にあっていると思いがちですが、世の中には同じような苦しみを持つ人が多くいます。

自分だけが辛い思いをしている、と自分にだけ視点をフォーカスしていては、周りが見えなくなってしまいます。

インターネットで検索をすると、自分と同じ悩みで悩む人のブログやSNS、掲示板での書き込みを見ることができます。自分が嫌な思いをする出来事は、他の人にとっても辛い出来事です。

嫌な事が無い=幸せではない

嫌な事が無ければ平穏無事で幸せなのではないかと思われがちですが、嫌なことがあるからこそ、自分の願望が見えてくるのです。恋人から振られるのが辛いのは、恋人と幸せな日を過ごすことを望んでいるのが分かります。

願望とは嫌なことの逆であることが多いのです。

仮に平穏無事でいるとしても、それはそれで「退屈だ」とかの不満が出てくるものです。

嫌なことを避けるのではなく、嫌なことが起こったとしても、それに振り回されないようにすることが大切です。

嫌なことが起こると、気持ちが沈んだり、焦ったり、怒りを感じたり、悲しみを感じてしまいますが、それにいつまでも振り回されていては、不愉快な思いをしてしまうだけです。

嫌なことは根に持たない

潜在意識は何で怒っているのか、何で悲しんでいるのかを理解しません。だから単に「怒りたくなる経験を望んでいる」「悲しみたくなる経験を望んでいる」と捉えてしまいます。

でも、短期間の怒りや悲しみくらいでは、引き寄せの法則にはタイムラグがあるのでそれ程影響しません。辛すぎる時は感情を思いっきり発散させるほうが良いのです。

その嫌なことの恨みつらみをずっと持ち続けて、ずっと根に持ち続けているとそのような現実を引き寄せてしまうのです。

嫌なことを感じている間もかけがえのない日

嫌なことを感じているその瞬間も、かけがえのない大切な1日の一コマです。何も用事が無い日であっても、それはそれで大切な日です。旅行や娯楽がある日だけが特別ではないのです。毎日特別な日なのです。

嫌なことを経験すると、それを落ち着かせる期間は必要です。けれどいつまでもそこにとどまっていては、ずっと嫌な気持ちがつきまといます。

嫌なことを反芻していても楽しくありませんし、その行動が潜在意識に嫌なことを刷り込むことになってしまいます。かけがえのない日を悲しいことで埋めてしまうことにもなります。

どんな日もかけがえのない日と思いながら過ごすと、嫌なことで悩んでいる時間がもったいなくなってしまいます。

本日もお読みくださり、ありがとうございます。

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