お正月の楽しみといえば福袋というものがあります。中身がいろいろ入っていて値段も単品で買うよりは安いことが多いです。
しかしミニマリストでありたい、ミニマリストになりたいのであれば、福袋はいらないと私は思います。
物を買う時に大切なものは、本当に欲しいという気持ち。福袋を買う時には、本当に欲しいという気持ちは抱かないでしょう。
福袋の長所
何が入っているか分からないので、開けるまでのドキドキ感を楽しめるのが長所です。中身も単品で買うよりは安く手にいれることができます。
最近の福袋事情は知りませんが、数年前は有名店のお買い得の福袋に人が殺到するなど、店によっては価値あるものが安く手に入れることができます。
福袋の短所
中身が見えない、分からないという所です。中身に定価の半額のものが入っていたとしても、それが本当に欲しいものでなければ、嬉しさを感じることはないでしょう。
例えば1000円のものが500円で手に入った所で、安く手に入ったと喜ぶ事はあるかもしれませんが、心から喜ぶことは出来ないと思います。
福袋の中身の物は妥協して使うことになってしまう
たとえブランドの福袋だとしても、中身が気に入らなければ、愛用するのは難しくなってしまいます。
とあるブランド品が好きだと言っても、全ての商品が欲しいと思う人は少ないでしょう。ブランドと言えどその中で好きなアイテム、そうではないものと別れるはずです。
ブランドの福袋の中身も、自分が好きなものが入っていなければ、本当に喜びを感じるのは難しいでしょう。
中身がブランド品ならリサイクルショップへ買い取ってもらう事もできますが、その手間や時間が無駄になってしまいます。
もしかしたらいいものが入っているかもというワクワク感を感じることが出来るだけで、福袋にはリスクが多いと私は思います。
それに、結局処分してしまうのなら何故買ったんだろうという、後悔の念を抱いてしまうこともあります。
一度手にしたものは手放しにくい
どんなものであれ、一度自分の手に渡ったものはなかなか捨てることが出来ません。福袋といえどある程度の金額はします。
だから中身が期待はずれでも、捨てるのが勿体なく感じてしまい、そのままズルズルと家に置き続けることになってしまいます。
福袋以外でもそうですが、買い物に失敗してもその物を手放すには勇気が必要ですよね。高かったのに思ったものと違ったものなどは、値段などが気になって、捨てるのが困難になってしまいます。
本当に欲しいものを買う
ミニマリストの買い物は、本当に欲しいものを買うのが基本です。カバンがほしいのならカバンに狙いを絞って買うようにしてみてください。
福袋は中身の分かるものもありますが、いくつかは不要なものがあるはずです。福袋に5点アイテムがあるとして、その中の1点がすごくお気に入りでも、後の4点がどうでもいい物、必要ないものであれば、無駄なものを抱き合わせで買ってしまうようなものです。
どうでもいい物、必要ない物でも一旦手にしてしまうと、妙に価値を感じてしまいます。それでは無駄な持ち物が増えてしまうだけです。
自分が無駄だと思うものは増やさない。自分が心からほしいと思うものを所有する。その心構えがミニマリストには大切です。
本日もお読み下さり、ありがとうございます。