【受動攻撃】言いたい事が言えず、無視してしまっていませんか

受動攻撃という言葉は聞きなれないかもしれませんが、特定の人に対しての不満を直接ぶつけるのではなく、その人を無視する、その人の近くでイライラした態度をとったりため息をつく、仕事やグループ活動であればわざとミスをする、作業を遅らせる、遅刻する、無断欠勤など、直接的ではなく間接的な嫌がらせし、相手に不満を察してもらおうとする行動の事です。

それに意外と受動攻撃というものは無意識にやってしまう事も多く、悪い事ではないと思いがちなので、あらゆる人間関係において受動攻撃を受けているかどうか、逆に自分が受動攻撃をしていないかどうか、気をつけなければいけません。

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やむを得ない場合はある、でも一人で悩まないで

直接相手に不満を伝えたいけれど、伝えられる空気ではない。伝えるとこちらが大きな不利益を被る。反撃される恐れがあり安易に伝えられない等、言いたい事を伝えることが困難な場面も存在します。

けれど言いたい事を伝えられないままでいると、ストレスや鬱憤はどうしても溜まってしまいます。でもここで受動攻撃に走ってしまうと相手だけではなく自分にも、精神的苦痛を与えてしまうだけになります。

例えば無視をすると、相手からは何が原因であの人は無視をするのかが分からず、余計に苛立ちやストレス、嫌悪感を与えてしまいます。無視をすることで復讐をしているという、ある種のスッキリ感は一瞬感じることは出来るかもしれませんが、相手に自分の意図を伝えることが出来ないため「何で分かってくれないの」というような不満をすぐ感じるようになってしまいます。

言いたい事が伝えにくい、上手く伝えられない、と悩んでしまう時は間接的に相手を困らせようとするのではなく、誰かに頼るなりして第三者の力を借りることが大切です。私の経験としては3人くらいに相談をすると、何かしら腑に落ちる気づきを得ることが出来るように感じます。

一度始めてしまうと負の連鎖が続く

私も昔は受動攻撃と気づかずに、急に連絡を絶ってしまったり、無視をしたり、その人の元から去っていく事がありました。

しかしそのように突然関係を絶ってしまったり、無視をしてしまうようなことをすると、他人から自分も同じように連絡を絶たれたり、無視をされてしまう事になります。

今のネット社会、SNSやネットコミュニティで人と簡単に繋がることが出来るようになりましたが、その分簡単に人と離れる事もできるようになりました。SNSで最近まで仲良く交流してたのに、急にブロックされた。仲良くしてたと思ったのに突然メッセージが来なくなった、連絡先に繋がらなくなった等、無言で簡単に関係を切ってしまう、切られるという出来事が増えてしまいました。

関係を切る側はあまり罪悪感を感じないかもしれませんが、された側はとんでもないストレスを受ける事になります。実際に親しい人が突然亡くなってしまったというような、強いショックを受けてしまう事もあります。

そして巡り巡って関係を切った側も、同じように親しいと思っていた人から関係を一方的に切られてしまう事にも繋がります。

そのような事を防ぐには、一方的に関係を切る、無視をする等の行動をしていると、自分も同じような目に遭うという事を知り、自分から受動攻撃をしないと決める事です。周りに受動攻撃をする人が今いたとしても、他人を変えようとするよりはまず、今自分が変わる事が大切です。

自分が変われば受動攻撃は気にならなくなる

私も昔は近しい人が不機嫌になると、黙り込むことがあり、それが何が原因なのだろうと悩むことがありました。SNSやネットのコミュニティでも仲良くしたい人と距離をとられるようになってしまったり、ブロックをされてしまうという出来事を経験しました。

黙ったり無視をする。一方的に関係を切ってくる相手が悪いように感じるかもしれませんが、どのような出来事であっても双方ともに問題があります。一方だけの責任ではありません。どんなに相手が悪いように思えても、自分にも原因があります。

間接的な嫌がらせ、受動攻撃が嫌であれば自分も、それに類する行動を止め、人に対して誠実な対応をすることが大切です。もしそういう行動をとられてしまっても、同じように反撃をしない事です。そして受動攻撃されているなと感じたらそれに気づくだけで冷静になれます。

愛情を込めればすぐ目に見えないかもしれませんが、確実に相手に愛は届きます。逆に悪意等ネガティブな感情を相手に込めてしまえば伝わってしまいます。

完全に受動攻撃が無くなるかどうかは分かりませんが、受動攻撃というものを知り、自分もそれに気をつける事で、被害を受ける事は減っていきます。一人の手で負えないような状況である場合は、周りの人や専門家に頼る事も大切です。一人で悩むよりも人を頼るほうが圧倒的に楽で、問題もすぐに解決できます。

本日もお読みくださり、ありがとうございます。

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