極端なミニマリストより、ゆるいミニマリストを目指そう

ミニマリスト

現在、ミニマリストという言葉は世の中に広く浸透して行っているように思えます。ミニマリストのブログや動画配信などが結構活発な印象がありますね。モノばかりに固執しない、持ち物を厳選していくという考えは大切ですが、それも程々に留めておくのが良いなと思うようになりました。

引っ越ししたばかりの家具も何も置いてない部屋、自分だけじゃなく家族にも自分と同じように押し付けるのは、やりすぎかなと個人的に思います。

断捨離は自分の心地いい地点、無理なく出来る範囲にとどめておくのが良いように思えます。

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物理的にモノが減った分、デジタルの負担が増えている

現代でミニマリストを目指すのであれば、スマホは必須だと思いますが、あまりにもスマホに必要なものを凝縮させすぎてしまうと、もしスマホを失ってしまったり、突然故障した場合はどうすればいいのか、不安になるときがあります。

スマホは機械ですから、突然の不具合や故障などの可能性はありますし、安易に扱ってしまいやすいため、紛失の確率も高くなります。人によっては乱暴な扱いでよく壊したり、うっかりして水没させたりということもあるでしょう。

とある店に行ったとき、トイレで置き忘れたスマホを発見しました。スマホは個人情報が沢山入力されているのにも関わらず、財布や家のカギなどに比べ管理がゆるくなってしまいがちです。

突然の故障や不具合もあるように、必要なデータをスマホに一元化してしまうのは、少々危険だなと思います。私は旅行先でスマホの操作が鈍くなってしまった事があり、不安を感じたこともあります。デジタル化は便利ですが、データの消失や紛失といった新たに不安や心配などを生み出してしまいます。

家族にまでミニマリストを押し付けるのは良くない

家に同居の家族がいて、彼らがミニマリストになる事を望まないのであれば、それを無理に押し付けてはいけません。ある程度整理整頓してほしいと頼むのは良いですが、自分の価値観の物差しで家族の持ち物を指定すると窮屈さを感じてしまいます。

断捨離を始めると片づけない家族、同居人の持ち物を処分したい衝動に駆られてしまいますが、そのモノをどう扱っていくかは彼ら自身が決める事です。

誰だって勝手に自分のものを捨てたり、「使わないんだったら処分したらどう?」などと言われたくありません。人の価値観は家族であっても違います、あからさまなゴミならまだしも、自分には価値がないものに見えても、人にはものすごい大切なものだってあるのです。

しかし共有部分に私物を放置されたりするのは、あまり良くないので、共有部分には荷物をどう置くかを話し合うことは大切です。ここは散らかしてほしくない、片づけてほしいなど線引きするところはきちんとして行ってください。

同居の家族が居たとしても、物を減らしたり厳選するのは自分だけに留めておきましょう。同居の家族もそのうち片づけとかを始めるかもしれません。何かを始めるタイミングは、家族であっても人それぞれ違うのです。他人のペースを尊重していきましょう。

ミニマリストでもある程度余裕を

持ち物を厳選するあまり、買い物一つで神経質になってしまっては買い物も楽しくありませんし、心の余白も少なくなってしまいます。買い物は生活のアクセントの一つ。必要以上に買わなければ、暮らしの中での楽しみになります。

私も欲しいなと感じ、今必要だなと思ったものは購入しています。もしあとになって不要だな、いらないなと思ったらフリマやオークション、ショップなどで買い取ってもらったり、誰かに譲ったりしてもいいのです。

家具を極力使わない、小さくものをまとめるようにしようと思うのは面白いかもしれませんが、それで自分が本当に快適なのか、生活が楽しくなるのかをあらかじめしっかりと考えてみるのも大切です。

このミニマリストみたいに部屋を空っぽにしないといけない…というような強迫観念はいりません。何が自分にとって必要か、どうすれば快適な暮らしが出来るようになるのかを模索し、自分らしい暮らしを作っていくことが重要です。

部屋が整っていればいい、部屋の居心地が良ければいい

極端にミニマリストにならなくても、多少部屋の物が多く立って掃除が行き届いてきれいならそれでも快適です。

部屋はあなたが快適に過ごしたり寛いだりする場所。気持ちよく過ごせる場所に保ち整えていく場所です。ぬいぐるみが好きな人にはぬいぐるみが並ぶ部屋。本が好きなら本が並んだ部屋のほうが空っぽの空間よりも個性が出て楽しくなります。

誰かのまねではなく、自分が快適に過ごせることを第一にしていくと素敵ですね。

本日もお読みくださり、ありがとうございます。少しでも心がほっとすると幸いです。

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