人間は感情の生き物のため、心の状態が喜怒哀楽と状況に応じて変わっていきます。ポジティブだったのにネガティブになってしまう、何だか調子が悪い、あれこれ不安で落ち着かないなど、時にはマイナスの感情で悩んでしんどくなることもあります。
でも、こういう時は、そのマイナスの状況を否定したり、なんとかしたいとイライラするところから抜け出し、マイナスな状況を「これが普通」だと受け入れてみてください。
体調があまり良くない時は状況を受け入れる事が大切
イマイチ体の調子が悪い、体が痒い、痛い等、体の調子が少しでもおかしく感じると、それがストレスとなります。私も過去に結膜炎を経験したことがあるのですが、痛みで辛くストレスが溜まりました。
最近も湿疹や蕁麻疹で悩むことがあり、一度体が痒くなりだすとそれに対しストレスを感じて、なんとかしたいという思いがいつも頭をよぎっていました。
そんなかゆみに悩んでいたある日、下記の記事を見つけました。
欝病・引きこもりが回復した 「病気とは考えず、普通の状態として受け入れる」(外部リンク)
記事の中央辺りに、うつ病の妻に対して彼女は病気ではなく、その状態が普通だと受け入れることで、妻の症状が回復したと書かれています。最初読んだ時はこういう事もあるのだなと思うだけでしたが、最近この記事の内容を自分の体にも当てはめるのがいいのではないかと、思い始めたのです。
どこか体の調子が悪いと早くなんとかしたいと思いがちですが、そう思えば思うほど全然調子が良くならないのです。体が痒い、体が痛いにフォーカスが行き過ぎると、その状況ばかりを引き寄せやすくもなります。
昨日も出かけている最中、湿疹で手が痒くなりました。でも、私はその状態が普通だと頭で思いました。そうすると不思議と痒くて嫌な状況が落ち着いたのです。湿疹は突然出たりすることも多かったですが、そう思い始めて以来湿疹が出ても症状がいつもより軽い感じがしました。
状況を受け入れるのは時と場合によっては勇気もいるし、嫌だと思いますが、私は湿疹で痒い状況を受け入れることで、何故か痒みが少なくなった経験をしました。
不安になることに不安になってしまわなければ大丈夫
不安になると、「どうしよう、ネガティブだ、引き寄せができない」と焦ってしまうこともあるかもしれません。でも、感情が即座に現実化しません。良いことも悪いこともそう簡単に起こりません。
よく聞くかもしれませんが、引き寄せにはタイムラグがあります。そのタイムラグのおかげで不安やネガティブがよぎった時、その引き寄せを阻止したり、取り下げたりすることができます。
人はどうしても未知のことに対し、不安を感じやすいです。だから不安を感じないようにしよう、不安を感じてもなかったことのように振る舞うことは不自然です。
引き寄せが上手くいく過程で不安で苦しくなることがあります。私も下記の記事の体験をした時、叶う直前は不安で不安でたまらない状態でした。
不安になっても願いはかないます。良くないのは不安という感情に蓋をしてしまうことです。不安を過剰に恐れると余計に不安になります。緊張している時に「緊張しないようにしよう」と思っていても体はリラックスしないのと一緒です。
不安になっても、「そんなこともある」「不安になると願いが叶わないっておかしい」「不安になるから叶う」等自分に都合よく解釈して、不安を上手く受け入れて今後に生かしていくことが大切です。
受け入れないのは今を否定すること
引き寄せの法則を活かすには時には、現実無視をすることが大切ですが、この場合の現実無視は今の嫌な事ばかり考えて愚痴を言ったり、泣き言を言うのではなく、現実の嫌な事に感情に振り回されず、良いビジョンを思い描くことです。要はポジティブに現実無視すればいいのです。
今の嫌な事にとらわれて辛いと、良いビジョンを持つことは大変です。マイナスからいきなりプラスへ持っていくことはかなり抵抗があります。でも、今の嫌なことを見つめれば見つめるほどどんどん嫌なことは目の前に出てきます。
今を否定せず、今を受け入れるには、少しでも今感じる嫌な事の解決に向けて動いてみてください。愚痴ったりしているだけで、動かないでいると感情がどんどんとマイナスに落ちてしまいます。
嫌な人と付き合うのが嫌なら、縁を切ることも考える必要があります。縁を切ることは嫌な人であっても大変です。大変でもそうすることで、心の負担から開放されていきます。
私も過去に無茶な行動で嫌な状況を変えたことがあります。今思い返すと半分成功で半分失敗だったかなと感じますが、当時の自分ではそれで精一杯でした。今もその影響から抜け出せていませんが、人生で解決できないことは起こらないので、少しずつ乗り切っています。
少なくとも今を受け入れると、不思議と苦しみが軽減します。不安な私もネガティブな私も全て大事な私の一部です。不安もネガティブも否定してしまうと悲しんでしまいます。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。