よく引き寄せの法則や潜在意識では、「ネガティブになってはダメ、ポジティブにいなさい」「ワクワクすることをしなさい」とよく言われます。
確かに気持ちが軽やか、ポジティブであればいろいろな事がスムーズに行く事が多いです。しかし、気持ちが軽やかでないと引き寄せられない、ネガティブでいるとこれが引き寄せられる…と不安になってしまう事も多いと思います。
しかし、どうしても人間の気持ちというものは揺らいでいくもので、完全にポジティブで居続けるのは難しいです。車のハンドルにあそび、多少の余裕が必要なように、人生にも緩める部分、緩やかにいる部分は必要です。
揺らいでしまう自分も許す

好きな人と結婚すると決めた、お金持ちになると決めた、としても直後好きな人とギクシャクしてしまった、急に出費がかさんでしまったなど、真逆の現象が起こるとどうしても気持ちが揺らいでしまいます。
そんな時は無理にポジティブになるのでもなく、平気なふりをするのではなく、気持ちが揺らいで暗くなってしまったり、落ち込んで絶望を感じたり、怒りや悲しみで溢れてしまう自分を「それでもいい」とジャッジをしない事です。
ネガティブを思うと引き寄せられるかもと不安に陥るかもしれませんが、自分が大切にしているもの、大切にしている人に関する出来事に、何かしらのイレギュラーが起きると動じてしまうのは当たり前です。
むしろ本気だからこそ、心が揺れてしまうのです。車のハンドルもあそびが無いと、車をまっすぐに走らせるのが難しくなります。あそびがないとちょっとの操作で、ぐっと車体がふらつきます。
「マイナス思考=即そっち側」 はまさにそのあそびが無い状況。その方式を採用してしまうと、ちょっと揺れるだけで、マイナスな現実を展開させてしまいやすくなります。
マイナスな時こそ静かに待つ
好きな人とギクシャクしてしまった、お金持ちになりたいはずが何か家電の不調が連発してしまったなど、恋愛成就したい、お金持ちになりたいと思ったのに、変な展開望まぬ展開に陥ると、何もかも信じられない、放心状態、とにかく辛いと、気持ちがガクンとさがってしまうかもしれません。
でもこういう時に大切なのは、焦って動かない、行動しない事です。
ギクシャクするのも出費がかさむのも、そう意図したから起こった出来事で途中経過です。
しかし頭で分かってても、なかなかそれが腑に落とすのは難しいです。でも、そういう不調の時間、待たされる時間も流れ的に必要な時期があります。

天候も晴れの日もあれば曇りの時雨の日、雷や雷雨、雪の日、台風がやってくる事もあります。ずっと晴天、ずっと雨の日はありません。穏やかな日もあれば荒れる日もある。それが自然の流れです。
アクシデントと思われることが起こっている間は、心に台風がやってきているようなもの。実際に台風が来るときのように、窓ガラスが割れないようにしたり、家の屋根が吹き飛ばないようにしたり、停電に備え懐中電灯や水、食料を確保して台風が静かに去るのを待ちます。
そして台風が過ぎた後ってなんだかよどんだ空気もすっきり感じますよね。
台風の時こそそこを乗り越えると、思わぬ進展思わぬ良いことが待っている事もありますし。その待ち時間が大切な事に気づくきっかけとなります。
「待つのは辛い」「何度体験してもつらい」どんな人でも揺らぐことはあります。揺らぐのは悪い事ではありません。台風が来てそのうち過ぎ去ると分かっていても、とても不安になる時があります。そんな不安を感じながら台風が過ぎ去るのを待っている状態と同じ。
途中で「私が悪いことをしたのかな」と自分を責めるかもしれません。あれこれ思考が浮かんでくるかもしれません。でもそれでも、あなたの感じることに誤りはありません。ネガティブになってもならなくても、台風が過ぎ去るように辛い日は必ず去ります。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。