過去の恋愛で経験した、嫌な出来事嫌な思い出。例えば「愛されようとしたのに拒絶された」「急に連絡が取れなくなった」などを経験すると人を信じられなくなり、後の恋愛にも影響してしまいます。
新しく相手が出来ても相手の事を心から信じ切れなかったり、ちょっと相手から連絡が途絶えただけで、「もしかしたら音信不通」「ゴースティングされたのかも」と沸々と不安が湧き上がり、気持ち穏やかに過ごすのが難しくなります。
その気持ちが休まらないだけでなく、音信不通なのかもしれない等の不安がよぎるのは、未だに音信不通になってしまった相手の縁に自分がまだしがみついている状態。
相手から立ち去って縁が切れてしまっているかのように感じますが、その相手の残り香に影響して不安や焦り、悲しみなどのネガティブ感情を感じるのであれば、自らその縁を断ち切ることが必要です。
人との縁は物理的なものだけではない
物理的に相手が疎遠になって、連絡が取れなくなった。何か急に連絡先消えてたからメッセージ送れない。ラインがブロックされてる。
そのような状態になると、もうその人との縁は切れたのかなと思いますが、その人に付随する感情が消えない、良くも悪くもどんどん湧き出てくる状態であれば、まだその人との縁は切れていません。
昔の事なのに、もう近くにいない人なのに、その人の言動が頭の中で堂々巡りをしている状態は、まだその人の縁を引きずっています。

好きの反対は嫌いではなく無関心と言われるように、本当にその人が嫌いであれば目にも止まらないと思うし、その人の言動なども興味を感じなくなりスルーするようになります。スルーもできず嫌いだと言い続けてしまうのは自らがその人の縁を繋いでしまっているからです。
それは今その場所を同じ時代を生きている人だけではなく、自分が生まれる前の世代、今会う事は叶わないと思われる人であっても同じです。すでにここにいなくても、その人の言葉や行動が影響しているのであれば、あなたの心にその人は生きています。
過去の時代の人の言葉が胸に宿っているのであれば、その人は会えなくなってしまっても今もここにいます。
恋愛なら新しい相手を信じる勇気を
過去の恋愛で音信不通やゴースティングをしてくる相手に出会うと、それが次の相手にもそのような目線で見てしまいがちになります。音信不通やゴースティングはとても辛く、心に大きな不安や悲しみを落としてしまうので、そのショックから抜け出すのは困難な場合もあります。
そのため、再び同じような経験に遭遇してしまう事もあるかもしれません。でも、音信不通やゴースティングを気にして、相手からの連絡の有無に囚われたままだと、新しい相手との深い関係を築いていくのに時間がかかってしまいます。
もしかすると音信不通の不安を抱えているから、恋愛が滞っているのかもしれません。
音信不通の経験をすると、新しい相手の連絡のやり取りが滞ると、不安や焦りが出てくると思います。追いメッセージを送りたくなる気持ちも分かります。けれど、そこで勇気を出して相手を待ってみてください。
相手を信頼して待つのも大事ですが、何よりも自分を信じて「安心して待つ」と決めた自分を信じることを大切にしてください。

(今日は連絡まだなのね、きっと忙しいんだわ。私はショッピングでもしてこようかしら♪)
また音信不通かも…また着信拒否?と不安に飲み込まれてしまうのは、まだ昔の音信不通の相手、着信拒否の相手の残り香に心が引っ張られています。物理的に縁が切れていても、相手から縁を切ってしまったように見えても、自分がまだその人との縁を引きずっています。
恋愛関係だけでなく、友達関係やその他のモラハラやパワハラなど、過去のネガティブな人間関係でもその人のマイナスの言葉が刺さっているのなら、物理的に距離はあってもまだ心の中ではその人の縁に支配されています。
そこで勇気を出してスパッと、もう音信不通は無い。いつまでも過去に縛られないと、断ち切ってください。
仕事や用事などで連絡が滞っているのが分かっているのであれば、相手を信じて相手を委ねて、連絡が来るまで安心して、リラックスして待ってみてください。私も少しだけ交流した方に「待つことも勇気」と伝えてくださった記憶があります。
リラックスして待っていれば、相手もそれを返してくれます。
すぐに断ち切れないかもしれない、まだ心の隅で音信不通がサワサワしているかもしれない。どうしても出来ないときは無理しなくても大丈夫。機が熟せば自然に動けるようになります。少しずつしか動かないかもしれない、足踏み状態が続くかもしれない…でも来るべき時が来たらそれが勇気を出すときです。
自分で自分を整えていく
幸せは他の誰かからのアクションで決まるものではありません。誰かが塩対応してきたからと言って、それがあなたの価値を下げるものではありません。また自分に言ってきたと思われる悪口や心無い言葉は、その言ってきた人本人が思っている事、感じている事、考えている事です。
あの人がほめてくれたから幸せ、あの人が悪口を言うから不幸ではありません。自分の幸不幸を他人の評価に委ねていては、自分の中の軸が育っていきません。SNSで他人の評価ばかりを求めていると、人の評価無しでは不安になります。
連絡で多少連絡が取れなくても、「今は忙しいんだな」と気軽に思って、今目の前の事に集中するのが大切です。連絡が来ないことに囚われていると、目の前の事も楽しめませんし、大事な事の集中力も無くなってしまいます。

連絡が来ない=嫌われているではありません。あなたが相手を信じ縁を紡いでいきたいのであれば、不安を手放し、自分の信じる大いなる存在に幸せな未来を委ね、落ち着いて待つという行動をする勇気を出してみてください。
勇気を出して信じると決めるだけで、もう過去の自分とは違います。音信不通にしてきた相手との呪縛はもう解けています。勇気を出すだけでもう過去の嫌な相手とは縁が切れています。すぐにできないかもしれない、何年もかかるかもしれない。
でも早く結論を出そうとしたり、急いでやろうとするのではなく、躓いたり落ち込んだり泣いたりしながらも前を進み続けることが何よりも大切です。休んでもいいから遅いスピードでもいいから前へ進めば大丈夫。
早くしなくてもいい、自分に鞭打たなくてもいいです。こういうデリケートな事は急いで進めようとせずに、少しゆっくり位でもいい。寄り道しながら楽しみながらのほうがいい。旅行も最短で目的地に着くよりも、道中の出来事のほうが思い出になる。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。