物は値段関係なく、物にはタマシイが宿っています。そう言われてもピンとこないかもしれませんが、どんなに安いものであっても、その商品に関係する人は必ず居ます。
どんな物も、人の手によって作られるため、人の手から物にタマシイが伝わっていきます。
私達は高価な物だと大切に扱おうとしますが、100円均一などで買った安物だと、つい扱いが適当になってしまうものです。
しかし、どのようなものであっても、縁あって自分の元へやってきた物は、人の手によって作られたタマシイが宿る、奇跡の品物なのです。
値段で物への扱いが変わるのは、物の値段で価値を決めている
定価が数万円のものであれば、大事に扱うけれど、100円均一で買った安物は適当に扱うようでは、物の値段で物の価値を決めていることになってしまいます。
100円のものだと入手も簡単なのでつい、適当に扱ったりしてしまいがちですが、その製品にも出来上がるまでの製造工程や流通経路、人が手間暇かけて作ってきたタマシイが込められています。
実際値段が高い物ほど価値は高いのですが、だからといって安物に価値が無いとは限りません。
高くても実は性能がイマイチな物は沢山ありますし、安くても性能がいいものは沢山あります。物は「高い=性能がいい」とは限りません。
100円均一の物だからといって、始めから大したものじゃないと思わない
100円均一の物は、基本的に質はそれ程良いと思える物が無いかもしれません。中にはすぐ使えなくなってしまうものもあるかもしれません。でも低価格でありえない商品もラインナップされています。
昔は100円では買うのは無理であったものも、今では普通に100円均一の店に並んでいたりします。でも、そこにある物を買う時には、「どうせ100均だから」という気持ちで購入するのは、あまり良くありません。
「どうせ100均だから」と考える事自体、その商品を信頼していません。だから、「どうせ100均の物だから、すぐ壊れる」という現実が出てきます。
昔母親が100円均一のハサミを買って、使っていると切れなくなって文句を言っていたことがありました。当時は特にそれに何も思いませんでしたが、振り返ってみると、もう少し良いハサミを始めから買えばよかったのでは…と思いました。
実は私も、100円均一の店でハサミを買ったことがあります。数年経ちますが今でも普通に使っています。買った時はすぐ壊れるかも知れないよりも、可愛いという理由で買いました。
そこで、物とは使い手の気持ち次第で、寿命が変わるのではないかと、思うようになりました。母は100円均一のハサミをあまり良くないと思いながら使っていたのかもしれません。
物も使い手に愛されないと、嬉しくないはずです。だから愛されてないと感じたハサミは、すぐに使えなくなったのかもしれません。
100円均一のハサミでも、使い方次第では役に立ちます。安物だから良くないでは、品物を貶め品物のタマシイを悲しませてしまうかもしれません。
生きるのに切羽詰まっていると、100円均一の物も高級に見える
生きるのに切羽詰まっていると食料など、必要な物を優先することになるので、100円均一の店で買い物する余裕は無くなってしまいます。
100円均一の店で買い物できることは、恵まれているのです。豊かさに慣れてしまうとその豊かさを忘れてしまうかもしれませんが、100円均一のハサミが高級だと思う人も居ます。
100円均一の物は、必要なものを必要なだけ買う
100円均一の店では、値段が安い分不必要なものまで買ってしまいがちですが、不必要だということはその物に対して失礼になってしまいます。
物だってちゃんと使ってもらえることを望んでいるのに、買っただけで使われないまま役目を終えてしまっては、悲しんでしまいます。
100円均一も上手く使えば、良いものを買うことが出来、生活にも活かせます。100円の物でも大事にされたいというタマシイが宿っています。
100円均一のものを100%活かすには、今必要なものを必要なだけ購入して、今使うのが一番良いです。物を使うのは未来ではなく今です。今必要なものを買って今使う事が大切です。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。