最近では古着を扱う専門の店が増え、不要な服の買い取りもしてくれるので、服の断捨離で役に立つこともありますが、気をつけなければ行けない点があります。
服は一度買うと元より価値が下がってしまい、それを何度か着たものだとすると、更に価値は下がってしまいます。それ故ブランド物の服などでも、買取価格がかなり安いこともあります。
そのためリサイクルショップを使う際には、捨てるよりもマシだという気持ちで利用しなければいけません。高く売れるかもしれないと、期待をするとガッカリする経験をしてしまうかもしれません。
買取価格は殆どが安い
古着の買取価格は大抵安いです。ブランド物のジーンズなどでも古くなったりして、型遅れになると買取価格がウソのような値段になってしまいます。
私はブランドジーンズのアウトレット品を一度買取査定に出したのですが、良くて購入した時の1%程度の金額でした。他のものは捨てるよりもマシといった価格でした。査定後は売らず、持ち帰りました。
買ったのが7年くらい前なので、古いといえば古いですが、それ程ズボンは摩耗していませんでした。
いくら摩耗が少なくても、リサイクルショップでは古い物は価値が無いとみなしているようです。
私はたまたま機会があって、査定を試してみたのですが、あまりの安さに驚きました。お店では価値が無いかもしれませんが、汚れたら洗濯をして、ちゃんと手入れをして大切に扱っていたのに、安すぎる査定価格を見て悲しさを感じました。
大事にしてきたジーンズなのに、タダ同然の価格でしか買取出来ないと見た時は、大切なものを汚されたような気持ちになりました。
服を売る時は処分するつもりで
リサイクルショップに服を持って行って、すべて売るつもりであるなら、上に書いてある通り買取価格は安い物が多く、リターンは期待しない方がいいです。
リサイクルショップで服を売る利点は、オークションなどと違い面倒な手続きが必要なく、直ぐに服を処分できる所です。
しかし、面倒な部分を人に任せる分、リターンは少なくなって必然です。お店では人件費や光熱費がかかりますし、もしかしたら売った服が不良在庫になってしまうかもしれません。店側にも買い取ることによるリスクが生じます。
服をリサイクルショップで売ろうと思ったのであれば、買取価格に期待してはいけません。
店に服を持っていく時は、どんな買取価格でも持って帰らないと覚悟を決めるつもりで行ってください。
リサイクルショップに持ち込むよりも、自分で処分するほうが早い
捨てるのもリサイクルショップへ持っていくのも、同じ手間のように感じるかもしれませんが、リサイクルショップへ行くにはその時間を作る必要もありますし、買取価格に満足が行かない時には、売るのをためらってしまって持って帰りたくなることもあります。
せっかく処分するつもりでリサイクルショップへ持っていたのに、持って帰ってきてしまっては断捨離が捗りません。
服を手早く断捨離するには、売らずに捨ててしまうのが良いです。戸惑うまでは捨てると決めるまでで、捨てると決めてからいざ捨ててみると、案外楽に処分できるものです。
私も価格は安いのですが、全く着ていない服を捨てたことがあります。罪悪感もありましたが、今度からちゃんと選んで服を買おうと、買い物に慎重になりました。
いらない服をおいていてもタンスの邪魔になるし、数年間新品の服を放置していると服についている薬品の影響で、服にシミが出来たりすることもあります。
まとめ:いらない服は処分すると決める
いらない服はいらないと感じた時点で、できるだけパパっと処分していくほうが、断捨離が捗ります。
捨てるにしても、リサイクルショップへ持っていくにしても、処分すると決めたのなら、必ず処分するようにしてみてください。
やっぱりやめた、やっぱり着るなどといって、ズルズルと捨てるのを先延ばしにしていても、着ない服を着る機会は今後まず出てこないと思います。
長い人生無駄な買い物をしたことがない人は誰もいません、誰しも買い物に失敗をしてきています。
私も37年間の人生で、沢山買い物を失敗してきました。
でも、失敗を重ねていると段々と買い物も上手になっていきます。
服も買うのを失敗してしまうこともあります。でもその失敗を重ねていくうちに、似合う服似合わない服、着心地のいい服悪い服を見分ける力がついてきます。
いらない服を断捨離するのは辛い、なかなか出来ないと思う時もあるかもしれませんが、いらない物をおいていても必要なものになりません。
買った当時は必要だと感じたけど今は必要無くなったという物は、人生で沢山あります。
小さい頃に使っていたおもちゃを今も必要だと思わないですよね。懐かしいと思うかもしれませんが、ずっと持っておきたいと考えることは少ないはずです。
服も物も今必要だと思うものを常に選んでいくものです。
断捨離で大切なのは今の気持ちです。今何が必要か何がいらないかを選んでいくことです。