誰か他人がいると自分を出せなかったり、意にそぐわないけど相手に合わせて行動してしまったり、他人といることでその人に流されてしまう人も多くいると思います。日本人は和を尊ぶため近しい人とは調和して生活するのを重視しています。そのこともあって、時には自分よりも他人を優先してしまいそうな場面が多くあります。
それが苦にならず楽しければそれでもいいのですが、どこかしんどい、面倒だ嫌だと感じているのなら、その流されている状態から抜け出さないといけません。人生の主役は他人ではなくあなたです。あなたが満足して生きていくことが何よりも大切です。
人に流されやすい人の特徴
受け身でなるべく安泰に人生を送りたい人、自分のことを人に決めてもらいたい人、自分の自信が無くなかなか自分の意見を言えない人が人に流されやすくなります。やたら人の機嫌を伺い、機嫌を損ねないように常にヒヤヒヤしてしまう人も、人に流されやすいといえます。
なぜ人に流されてしまうのか
人に流されてしまうのは、自分の意見をいうことで相手の機嫌を損ねることを恐れているためです。意見をいうことで面倒事に巻き込まれるより、荒波たてずに生活を過ごすほうが楽に感じます。恋人の言うことを聞かないと機嫌を損ねたり、怒ったりして面倒である場合、自分の意見を言うよりも相手に合わせることを選んでしまいます。
人はエネルギーが強い人に従ってしまいやすい
人間関係はエネルギーの強い人が他の人を支配しやすくなります。グループでも発言力が高く、リーダー的な位置にいる人も多いです。そのリーダー的な人がいないとグループがまとまらないときもあるでしょう。
あまりいい例ではありませんが、いじめの主犯のリーダーはエネルギーが強いことが多く、その人に従わないと自分もいじめられてしまうという恐怖を感じることもあります。そのためいじめを止めたいと思っているにも関わらず、恐怖からその主犯に逆らわないようになってしまいます。
円滑な関係を築くためには意見を言うことは必要
あなたが自分の意見を言わなければ、相手はあなたのことが分かりません。超能力者でもない限り、自分の意見は口頭や筆記などで伝えないと相手に伝わりません。相手が自分があまり好きではない映画を見に行こうと言われた時に、無理に相手に付き合って映画に行く必要はありません。
自分は楽しくないし、それに相手はあなたがこの映画が好きだと思い込まれてしまいます。誘いを断りにくいかもしれませんが、断ったくらいで壊れる人間関係は大したことはありません。ホラー映画が嫌いだとどんなに親しくても、映画に誘われても行きたくないでしょう。
あなたのことが大切な人なら、ホラー映画か嫌いなあなたのことを配慮してくれます。ホラー映画は嫌いと言えば、ホラー映画に無理して誘うことはやめてくれます。それを無理やり連れて行こうとしたり、怒ったりするような人は自分のことしか考えていません。
少しずつ自分の意見を
人に流されすぎるのを防ぐには、少しずつ自己主張していくことが大切です。食事に行った時も周りに合わせてみんなと同じものを頼むのではなく、好きなものを頼んでみましょう。最初はそわそわするかもしれませんが、次第に慣れてきます。
また友達や恋人などに遊びに誘われても、用事があって行けなかったり、行きたくないと感じる時は無理して行く必要もありません。相手は残念に思うかもしれませんが、体調不良などの時に無理に行っても相手を心配させるだけです。
自分を押し殺してまで他人の意見を聞いているなと感じたら、少しずつそれを止めるようにしていかないと心も体も疲れてしまいます。他人にそこまで責任感は持たなくても大丈夫です。嫌な事は無理してやる必要はありません。あなたはあなたの大切なことをやればいいのです。
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