断捨離をしようと思っても、なかなか取り掛かれなくていざ始めようと思っても、不用品の山を見るだけでやる気を失ってしまうことは多いです。いざ始めてもなかなか捨てることが出来ず、物を整理して終わってしまうこともしばしばあります。断捨離を始めてやるのであれば、物を沢山処分することに抵抗があることは当たり前です。
単なる片付けに思われがちですが、断捨離は使うものを絞っていくものなので、物を処分していく過程で決断することが多くなり、かなり精神的に疲れます。物への執着を断ち切ることが大切なので、執着の強い人にとって断捨離を始めることは、難易度が高くなります。
断捨離はいきなりスムーズに出来るものではありません、だからすぐに取り組めなくても落ち込む必要はありません。
物事は始めるまでにエネルギーが必要
何事も初めて取り組むことにはエネルギーが必要です。なにか新しいことを始めたいけれど、なかなか行動力が出ない時ってありますよね。車も走り出すまでにエネルギーが沢山必要ですが、いざ軌道に乗ることができれば少ないエネルギーで車を動かすことが出来ます。
だから辛いのは始めだけです。断捨離は始めさえ乗り越えることができれば、スムーズに進むことが出来ます。
環境を変えるのは怖い
散らかった部屋でキレイに片付けたいと思っていても、今まで持っていたものを手放すのは大なり小なり恐怖を生じます。人はどんなものであっても所有したものに愛着を持ちます。特に親や友達、恋人から貰ったものであればいらないものであっても、処分するのに罪悪感を感じることもあります。
人にはコンフォートゾーンというものがあり、今までの習慣化した生活を快適に感じて、そこから出るのが怖い、出ると疲れる思いをするから嫌だという気持ちを持ちます。たとえ散らかった部屋であっても、それが慣れ親しんでしまっているのであれば、そこが自然と快適な空間となってしまっています。
しかし、その空間に違和感を感じて断捨離をしようという気持ちが湧くだけでも、一歩前進しています。そこでまた止まってしまうかもしれませんが、進むことを止めなければ大丈夫です。
捨てれないならリサイクルショップへ
捨てるのには抵抗があるのであれば、いらないもので売れそうなものがあれば、リサイクルショップへ持ち込むと片付けがはかどります。ネットオークションのほうがリターンは大きめですが、手間がかかりますし、断捨離を加速させるためには、まずはドカっと物を減らさなければなりません。
リサイクルショップであればそのものが誰かにまた使ってもらえる機会も生まれますし、ただ捨てるよりは精神的に抵抗はありません。お金も少し入りますので、少し得した気持ちになることも出来ます。読まなくなった本や漫画、服などは大量に出やすいものなので、それらから整理していってみてください。
なるべく自分でやる
断捨離は人にしてもらうより、自分で取り組むほうがリバウンドが少なくなります。片付けは自分で経験しないと上手くなりません。面倒で時間がかかるかもしれませんが、それもあなたにとって何かの学びになります。家に掃除や片づけの好きな親や近しい人がいたのであれば、小さい頃から片付いた部屋でいる体験ができているので、その頃を思い出しながらやれば、なんとなく計画を立てれます。
最初から片付けが上手な人はいません。最初はみんな試行錯誤したり、悪戦苦闘しながら片付けをしていました。最初は捨てるものが少なくても大丈夫です。何度も持ち物を見直して、適宜いらないものだと感じたものを、処分していけばいいのです。
捨てることで物を厳選できるようになる
ほしいと思ったのに買ったものでも、処分しなければならない、捨てなければならない状況になるということは、それ程必要でないものを選んでしまったということになります。
資格の勉強の時のように資格を取るまではとても必要だった参考書も、資格を取ってしまったら全く必要無くなることもありますが、人生には何となく買ったけど必要なかったというものが、圧倒的に多いです。
それらを処分したり捨てたりすることで、物を捨てる大変さを知ることが出来、物を厳選して買わなければいけないと、強く身にしみるため、買い物には慎重になります。いらないものを買うなら、貯金をすればよかったと思うときもあるかもしれませんが、過ぎ去った過去には戻れません。
その無駄遣いした事を反省した時に感じたことを大切にして、次からの買い物に活かすことが大切です。断捨離をするとあらゆることが見えてきます。それもあなたの大切な財産となるので、何も無駄にはなりません。
本日もお読み下さり、ありがとうございます。