親や兄弟からの「勉強頑張りなさい」「この成績ではだめだ」「自分から話しなさい」「自分から動きなさい」「あなたは太っている」「こんなのが好きだなんてダサい」などの言葉。
学校の先生が言った「こんな成績では進学できない」「お前はダメだもっと勉強頑張れ」などの叱咤激励の言葉。友達の「これを持っていないのはおかしい」「その芸能人やアイドルが好きなのはダサい」などの同調圧力。
そして今はSNSやインフルエンサーたち、直接関わりのない人からの主張や意見に溢れていて、その発言力が強いものであれば、まるで真実かのように錯覚をしてしまう事もあります。
だから、その発言の強さに影響されてしまい、自分の思いや考え常識だと思っていることが「間違っているのかもしれない…」「インフルエンサーの言う事のほうが正しいのかもしれない」「こう考えないとダメなのか」と人の志向や考えに囚われがちになってしまいます。
あくまでも人の意見はその発言した人の解釈や感想です。何かしらの分野での専門家の言葉は的を得る事もあるかもしれませんが、それらも時代とともに変化をし不可能が可能になる事も多くあるので、今後も当てはまるとは限りません。
人から強く言われたり、これが正しいと多くの人が言っていたとしても、まずは自分の心がどう思うのか耳を傾けてみて、どう感じるのかを意識することが大切です。
危機管理や組織やグループのルールを無視するわけではない
勘違いされてしまいがちかもしれませんが、全く人の話を聞かなくていい、自分の思い通りにすればいいという訳ではありません。
山や海、川など自然のある場所など何かしら危険が及ぶかもしれないところへ行くとき、災害など何かしら起こり得そうな状態の時は、事故を防ぐためにしっかりと情報収集をしたり、持ち物の準備を入念にしたり、すぐリスクのある場所から離れるようにしたりと、しっかりと情報収集をし行動することが大切になります。
命に直接関わりそうなとき、グループで統率して動く必要がある時に自分勝手になってしまっては、非常にリスクが高まります。
ここでお話しするのは、身の回りの人やSNS、インフルエンサーの偏った意見や、偏った考え方に感化しすぎず、それを聞いて自分はどう思うのか、どう感じたのか、そして自分が実際にどういう行動を取るのが大切なのかを、伝えていきたいと思っています。
学ぶことは大切だけど、自分らしさは忘れない
学校で学んだり読書をしたりして、知識を得ていくことはとても大切です。先人たちの知恵は私たちの考え方を広げ、自分を高めていくためにも必要なものです。生活していくためには積み上げてきた知識を習得していくことは重要です。
自分の考えることだけでは限界がありますし、すぐに行き詰ってしまいます。調べたり人からやり方を聞くことは恥ずかしい事ではありません。
しかし、学んだことをすべてお手本にしてその通りにしなければいけないのではなく、自分が必要だと感じたところや心に残ったところを参考にして、自分がその知識に対してどう感じどう思ったのかを自分の頭で考える時間が大切です。
ある程度型を学んだところで自分らしく解釈をしていき、しっくりくるように適用していってもいいのです。基本を学んだあとで応用として自分らしくアレンジすると素敵ですね。
情熱の炎は自分で絶やさなければ消えない
勉強の事、仕事の事、恋愛の事、お金の事…などのあらゆる叶えたい事、こうなりたい事があれば、それが不可能に感じたとしても諦めなくても大丈夫です。目の前の状況がとても叶いそうにないと感じていても、そこにフォーカスを当てない事です。
外野がいくら「この年齢ではだめだ」「今更遅い」「夢見すぎ、現実みなさいよ」「高望みしすぎだよ」とチャレンジに足を引っ張ってきても、望むのであればそれらの言葉を鵜呑みにしない事です。悪気が無くおせっかいなお母さん視点で、危ないことしてほしくないと思われて投げかけられる言葉もあります。
また、人や組織、身を置く環境にも必要以上に執着しないことも大切です。
「ここを抜けるともう行く場所が無い…」「行くところが無いから我慢してここにいる…」「組織を抜けた後の事を考えると不安だから、ここにいるほうがまし…」
と、現状の環境にモヤモヤしつつも、慣れたところを離れる恐怖や未来の不安から動けなくなることもよくあります。
違和感を感じる人や会社、コミュニティなどがあれば思い切って離れる覚悟も必要です。すでに見切りをつけたなと感じたら、ちょっとずつでも動く勇気が必要です。1ミリでもその意志を持たないと本能的に現状維持を求めてしまいます。
慣れ親しんだところから去るのは辛いかもしれませんが、別の事を選べばまた別の未来が待っています。新たな環境は新たな人ややりがいをもたらしてくれることもあります。新たな環境でたまたま居合わせた人と友達になったり、恋人になったりすることはよくあります。
好きな人がいるのなら、その人への思いを大切にしてください。気持ちが重たくなってしまった、執着をしてしまったとしても、誰かと恋愛をしていると大なり小なりどうしてもその感情は湧き出てきます。今の自分の気持ちに素直になってみてほしいのです。
それが片思いでも、少々面倒な恋愛だったとしても関係ありません。あなたが大切にしたい、譲れないものがあると確信するのであれば、しっかりと意思を貫き通してください。
他人や世間の声、今はSNSや声の大きいインフルエンサーの言葉に影響されて、その考えで生きないといけない、それが世の中のルールなんだと錯覚してしまう事もありますが、自分の頭でしっかりと考えて、自分の足で歩いていくことがよりよい人生を作るために大切です。
一気に動く必要はありません。むしろ一気に動くと現状に戻りやすくなってしまうので、千里の道も一歩からの気持ちでコツコツ積み上げていくのが大切です。そこも焦らず、ゆっくりで大丈夫。遅いことはゆっくりな事は悪い事ではありません。ゆっくりだから遅いからこその長所もあります。
最後までお読みくださってありがとうございます。少しでも心がふわっと楽になると幸いです。